市民ランナーによる、市民ランナーのための、市民マラソン情報サイト

8.海外 ニュース

やっぱり!アジア大会の男女マラソン1位は”アフリカ勢”だった。

投稿日:2014年10月5日 更新日:

スポーツにタラレバは禁物・・ですが、やっぱり気になるので、確認してみました。

アジア大会男女マラソン、上位記録と国籍変更の関係。やはり、男女金メダリストは、ケニア出身のランナーだったようです。

男子

1位 ハサン・マハブーブ(バーレーン) 2時間12分38秒 →2005年、ケニアから国籍変更

2位 松村康平(日本) 2時間12分39秒
3位 川内優輝(日本) 2時間12分42秒

女子

1位 ユニスジェプキルイ・キルワ(バーレーン)2時間25分37秒 →2013年、ケニアから国籍変更

2位 木崎良子(日本) 2時間25分50秒

3位 リシャン・ドゥラ・ゲムジュ(バーレーン) 2時間33分13秒 →??

4位 早川英里(日本) 2時間33分14秒

 

仁川アジア大会男子マラソンラスト

女子銅メダルのバーレーン選手は分かりませんが、もし国籍変更でのアフリカ勢の参加が無ければ、男子が金&銀、女子が金&銅だったわけで・・
(もちろん、彼がいなければバトオチルの戦い方も変わっていたと思いますが・・)

近年のアジア大会は、厳しい戦いを強いられています。「**年ぶりの金メダル!」みたいなフレーズと同等の価値があるのです。

 

ケニア人留学生が日本学生陸上界に刺激を与えている話

こういう話は、国籍変更とはちょっと違いますが、高校や大学陸上界でも、「留学生」という形で似たような事象が起きています。

詳細は省きますが、いまだに賛否両論ある「留学生」の存在も、時代とともに当たり前のものと受け入れられ、「留学生に勝ってやる!」と意気込む日本人選手が増えてきたこと、その結果、日本長距離界のレベルが上がっていることも事実です。

 

アジアの陸上界をけん引する起爆剤になってほしい

日本でも古くから、サッカー日本代表には1名必ず?帰化選手が含まれていたように、国籍変更そのものをNGとする流れは、おそらく今後来ないでしょう。

彼らが第二の祖国を愛し、受け入れられ、日本人として一緒に戦ってくれた歴史を、否定的に見る人は少ないでしょう。

 

とすれば、アジア大会がこれまでのように「オリンピック・世界陸上のない谷間のレース」という認識は無くなり、世界に挑戦できるチャンスが毎年訪れることになります。

日本の学生がそうであったように、過去の”アジア大会の栄光”を再現することはできなくなるかもしれませんが、その分アジアで揉まれて、世界で活躍する日本人選手が増えてくれることを祈ります。

-8.海外, ニュース


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

日本有数の先着エントリー合戦「つくばマラソン」エントリーログ

昨日7/26は、戦前から熾烈なクリック合戦が予想された「つくばマラソン」のエントリーでした。例年どおり、今年もかなり厳しい争いとなり、私の知り合いでも「エントリー出来なかった・・」という声をチラホラ聞 …

第1回大会が「当日計測の結果、後付けで公認される」場合の、発表時期を予想してみる。

先ほど、「第1回横浜マラソンが、公認コースになる可能性が残されてるよ!」的な記事を書きましたが、その中で、 公認かどうか、いつ教えてくれるの?? という質問については、「分からない・未定」という回答に …

【続報】横浜国際女子マラソン終了 →「さいたま」へ!?

さっ・・さいたまですか(0_0)! 2014年10月25日スポーツ報知より 11月16日のレースをもって終了が決まった横浜国際女子マラソンの後継大会が、来年度からさいたま市内で開催されることで最終調整 …

茨城県・北浦で100キロマラソン開催へ 2019年3月

  昨日のニュース。  毎日新聞  1442 shares 2 users茨城・行方:北浦1周100キロマラソン開催へ 来春 – 毎日新聞https: …

北海道マラソン2018でMGC参加資格を獲得した選手一覧

スタート時の気温が22度と、北海道マラソンの中では好条件に恵まれた2018年のレース。 MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権をかけた一次選考会として開催された本大会、多くの選手がMGC出 …