いつもCitymarathonを読んでくださるみなさま。
歴史的な気温の高さが続いています。
熱中症で亡くなる方が、まるで災害情報のように、日々増え続けていることに、心を痛めています。
命に関わる危険な暑さです.
既に多くの地域で最高気温35℃以上の猛暑日に.これからまだ気温は上がり熱中症リスクがさらに高まります.人間は暑さを我慢できる身体構造を持っていません.根性論や精神論で我慢させると命を落とします.特に管理責任のある皆様,賢明な判断・管理と十分な暑さ対策を! pic.twitter.com/ClTRMRPHc6? 荒木健太郎 (@arakencloud) 2018年7月19日
お仕事など、諸事情により、炎天下で作業をしなければならない方もいらっしゃると思います。
たいへん現実的なことを言いますが、炎天下に耐えられる能力は、非常に高等な能力です。
自分自身の能力を理解し、決して無理をなさらぬよう、お願いいたします。
周囲や組織の評価が下がることを恐れて、命を失ってしまっては、元も子もありませんし、熱中症になってまで我慢することを、誰も期待していません。
学校行事や部活動など、別に「今日明日でなければならない理由」がない活動を計画されている指導者の皆様。
どうか、どうか日程のスライドをご検討ください。
厳しい環境の中で頑張ることだけが、成長の手段ではありません。 安全な室内で、作戦を練ったり、技術を磨くことも、大事なトレーニングの一つです。 ? ?
「校庭80周走れ」部活顧問に命じられた生徒 熱中症に 大津 #nhk_news https://t.co/liFjTfGy4O
? NHKニュース (@nhk_news) 2018年7月14日
こんなクソ暑い中で、いつもと同じトレーニングを課すことしか出来ない指導者は、能力不足です。
それ以外に指導の引き出しを持つこともできない、スポーツ界の害です。
日本の夏の気温が上がっているという、世の中の変化を察知し、変化に対応できる指導者になってください。
かつては、変化できない指導者は、ただ負けるだけの時代で済んだのですが、今は変化に対応できない指導者は人を死なせてしまう時代です。
どうかそのことを理解してください。理解が出来ないなら、指導を降りてください。
たいへん現実的な話ではありますが、これほどの高温下における体力も、忍耐力も、個々が持つ能力ですが、これほど空調技術が発達した現代で、その能力を鍛えることにあまり意味はありません。
早めにその能力開発を諦め、身の安全を確保してください。
熱中症ってのは立場の弱い人がなることが多いと思います。調子悪いけど休憩したいって言えない立場だったり、そもそも休憩ってなに?ってくらい幼い人だったり、歳をとって体力がないのに外にいなくちゃいけない人だったり。
そういう人を守る仕組みを立場が上の人は作ってあげなきゃいけないんですよ? きつひろ (@wqurod2) 2018年7月20日
もう一つ、これほどの高温下において、長期的に見て何が最も適切な答えであるか、良い判断をする「判断力」も、大変残念ながら「個々の能力」です。
世には、充分な判断力を持たない人間が、多数存在しています。
それは悪なのではなく、単に能力がないだけです。
走るのが速い人、遅い人、が居るのと同じように、判断力の優れた人、判断を誤ってしまう人、がいます。
だからこそ、判断力のない人に、重要な判断をゆだねてはいけません。 ? ?
軽い熱中症の初期症状を自分で手軽にできる対処法として「ツボ押し」もお勧めです。体の熱を冷ますツボというのがあるので、どこでも手軽にできるツボ押しも覚えておくといいですよ。https://t.co/TiIagFLUQM pic.twitter.com/7D0VPCcLf4 ? ウェザーニュース (@wni_jp) 2018年7月18日
1人でも多くの方が、心身ともに幸せな状態で、秋を迎えていただきたいとの思いで、
このように辛辣な文章を書かせていただきました。
おしまい。