市民ランナーによる、市民ランナーのための、市民マラソン情報サイト

ニュース

クイーンズ駅伝2017優勝チームで薬物違反。優勝取り消しの可能性。

投稿日:2018年7月31日 更新日:

2018年7月19日のニュース。

 headlines.yahoo.co.jp 
表示できません - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00050007-yom-spo

陸上女子長距離の強豪実業団チーム、ユニバーサルエンターテインメントの元選手(昨季限りで引退)が、昨年11月に行われた全日本実業団対抗女子駅伝でのドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示していたことが18日、複数の関係者への取材で分かった。

 

昨年のクイーンズ駅伝、ユニバーサルエンターテインメントは日本人選手のみで戦い、トップでゴールしました。

6人の優勝メンバーのうち、昨季で引退した選手は一人しかいませんので、、特定は可能ですが、ここで書くのはやめておきます。

 

チームは同駅伝で5年ぶり2度目の優勝を果たしたが、同選手の成績は抹消されるため、優勝が取り消される前代未聞の事態となる。

 

こういったドーピング事案が発生するたびに、「楽して勝とうなんて言語同断!」と言って、騒ぐ方々がいますが、現時点で判明している事実は「陽性反応があった」というだけです。

 

関係者によると、元選手がレース前に個人的に治療薬を使用し、その中に禁止薬物が含まれていた。本人は競技力を高める目的での使用は否定しているという。

 

記事にもあるように、いわゆる「うっかりドーピング」の可能性があるということ。

あまり画一的な表現をするのも良くないですが、集団生活が染みついている日本人が、「駅伝」という競技で、バレたらチーム全体に迷惑になる「ドーピング」を、意図的にやるとは、少々考えづらいです。

 

通常、ドーピング検査では検体を2つ用意しており、一つ目のA検体で陽性反応があった場合、選手側はもう一つのB検体で再検査を要求できます。

記事中の「陽性反応」が、どの段階を示しているのかはわかりませんが、もし陽性反応に対して反論の余地がない状態なのであれば、ご本人の意図がどうであれ、禁止薬物による競技力向上が認められてしまうことになるので、優勝の剥奪は免れないでしょう。

 

しかし、それは選手の人間性を否定することとは違います。

確かに、競技者である以上、うっかりドーピングを予防する使命はありますが、ミスをすることは誰にでもあり得ます。

また、ドーピングの禁止薬物リスト(PDF)は膨大ですから、そのすべてを把握することは困難であり、チームドクターの役割とされることが多いです。

 

何か一つ、大きなことをやってしまうと、徹底的にたたかれてしまう今の日本。

「優勝は認められないけど、運が悪かったね。」

そんなふうに、言えるような結果になることを祈ります。

 

-ニュース

関連記事

今回初めて定員設定された勝田全国マラソン「定員到達まであと少し」

第64回(2016)大会から、初めて定員が設定された勝田全国マラソン。  Citymarathon.jpCitymarathon.jphttps://citymarathon.jp/arch …

第1回大会が「当日計測の結果、後付けで公認される」場合の、発表時期を予想してみる。

先ほど、「第1回横浜マラソンが、公認コースになる可能性が残されてるよ!」的な記事を書きましたが、その中で、 公認かどうか、いつ教えてくれるの?? という質問については、「分からない・未定」という回答に …

【豪華!】板橋シティマラソンの上位賞品はこんな感じ

2017年3月20日に開催された板橋シティマラソンで、ワタクシではなく、友人の佐々木正志さんがフルマラソン6位に入賞しました。 そんな佐々木さんが、6位入賞の賞品を見せてくれたので、ご紹介してみよう! …

9月の日体大記録会、中止だそうです。

「日本の市民マラソン」の情報として、どの程度、影響範囲があるのか分かりませんが、9月末に開催を予定されていた日体大記録会の中止が発表されました。   9月26・27日に開催予定でした第246 …

東京五輪マラソン代表決定!リオ五輪から大きく若返りを果たす。

昨日3月8日、東京オリンピックのマラソン代表選考レース(MGCファイナルチャレンジ)となるびわ湖毎日マラソンとナゴヤウィメンズマラソンが行われ、代表選手が決定しました。 MGCで東京五輪内定となった男 …