東京マラソンに、2015年大会から登場した『準エリート』という制度。
TV中継でも、ちょっと紹介されていましたが、実際どんな感じだったの??という疑問に、準エリートとして東京マラソンに参加したNatsume氏が教えてくれました。
「準エリート」制度のおさらい
RUN as ONE Tokyo Marathon提携大会で上位入賞者(開催都道府県在住者)各20名程度に参加資格が割り当てられる制度。
全国の提携大会の成績上位者を準エリートにご参加いただき、トップランナーを目指す一般ランナーの競い合いにより、全国レベルでの競技力の向上やマラソンへの関心向上に結び付けるものです。
出典:東京マラソン公式サイト
準エリートのスタート地点は『エリートと一般の間』
事前に告知されていた通り、スタート地点は、エリート選手(約100人)のすぐ後ろ、一般抽選の選手の前。だいたい、10秒以内でスタートできる位置だったそうです。
※整列時刻は、一般選手と同じ。
参考(1)準エリート選手のロスタイム
<男子>
Natsumeさん:6秒
河合謙一さん:5秒
Yさん:5秒
Sさん:4秒
Tさん:5秒
<女子>
Iさん7秒
Mさん7秒
参考(2)一般選手のロスタイム(カッコ内はフィニッシュタイム)
がんばれゆうすけ:15秒(2時間25分)
相方小宮さん:17秒(3時間15分)
中村しんのすけ:14秒(2時間35分)
Kさん:14秒(2時間57分)
Iさん:24秒(2時間36分)
TVでも紹介された『青ゼッケン』
Natsume氏のゼッケン。男性用は白文字。
女性用は、文字がピンク色でした。
準エリートの目印『リストバンド』
準エリートの選手は、受付でリストバンドが配られます。大会当日、準エリートの目印として、スタートエリアの区分けなどが行われたそうです。
よく見ると『SEMI-ELITE ATHLETES』と書かれています!いいなぁww
※2016年、文字に色がつきました。確かに、2015年のものは良く見えませんね。
準エリートのみを対象にした表彰『RUN as ONE - Tokyo Marathon “Wild Card Award”』
2015年に引き続き、2016年も実施されていましたね。
【Wild Card Awardについて】
準エリート選手を対象に、「RUN as ONE – Tokyo Marathon 2015 “Wild Card Award”」として表彰式を行います。
準エリートの男女上位3位までを大会当日の午後に表彰します。
出典:東京マラソン公式サイト
その他
・EXPOに名前が掲載される
・選手は受付後にWEB掲載用の写真撮影を求められる
このように、良い記録を持つ市民ランナーにはありがたい『準エリート』制度でしたが、発表が突然だったり、都道府県によっては提携大会の設定が無い等、多くの課題を残した制度でもありました。
来年は、どうなるんでしょうか??楽しみやら、不安やら。。
参考:Run as ONE TOKYO提携大会のない都道府県(2015情報)
北海道・青森県・長野県・静岡県・岐阜県・愛知県・福井県・岡山県・愛媛県・福岡県・熊本県・鹿児島県
2015/7/21追記:2016年大会の準エリートについて、詳細が発表されました。また、対象の選手には、電話連絡が入り始めているようですね。
2016/3/4追記:2016年大会では「陸協提携」という形式が出ました。詳しく分かりませんが、我等が岐阜陸協は、大会推薦ではなく、陸協から選ばれた人が走っていたようです。
わがCitymarathon.jpシンボルアスリート(笑)の大黒選手も、板橋シティマラソンの快走(26位・2時間36分58秒)により、準エリートに選出されました。
衝撃の情報入手・・参加費無料の準エリート!?
あくまで噂ですが・・準エリートって、提携大会によっては、大会が一括で参加費を出してくれる場合があるんだとか。
来年変わる可能性があるので、どこの話とかは書けませんが・・・大会からのメールのスクリーンショットをもらったので、少なくとも今年の情報としては間違いないと思います。
準エリート制度、とても良い制度だと思います。ただフル・30km・10kmのタイム基準に対してハーフはタイム基準が低すぎでは?
ご指摘の通り、30Kmのペースよりも、ハーフのペースのほうが遅いんですよね。笑
現実的には、該当都道府県の上位から声をかけられているようで、男子ハーフ85分で準エリート・・というのは、私の知る限り居ませんでした(最大でも75分ぐらいでした)。
そのあたりも、来年に向けて、見直しがかかるかもしれませんね。