盛況のうちに終了した、世界陸上2015北京大会。
競歩のメダルをはじめとする日本勢の活躍がありましたが、一方で、世界との差を見せつけられるようなレースも多くありました。
今日は、そんな「世界ってすごい!」と痛感させられた各場面について、解説をしたいと思います。
(※管理人計測/他は公式発表)
男子5000m予選
予選1組で大迫傑選手が好走!
スローペースとなった予選1組目は、着順争いが本格化した最後の2000m、世界のスピードをまざまざと見せ付けられる結果となりました。
そんな中でも世界のペースアップに対応し、最後まで着順争いを繰り広げた大迫傑選手の走りは快挙と言えるでしょう。
ラスト1500m 3分47秒8※
後半2000mのラップ 2分36秒8※→2分29秒7※(5分06秒5)
大迫傑の5000m予選敗退は快挙だ!日本人が苦しんだ「中間走」を克服。 http://t.co/WLap4u0FKE #numberweb pic.twitter.com/RGz3NKSKRD
— Number Web編集室 (@numberweb) 2015, 8月 28
男子5000m決勝
優勝したファラー選手を基準に計測。
ラスト1500m 3分39秒4※(1500m走の日本歴代7位相当)
ラスト1000m 2分19秒20(1000m走の日本記録は2分19秒65)
ラスト800m 1分48秒8※
ラスト400m 52秒3※
5000m王者ファラーはファンのカメラ数台で自撮り中!#Beijing2015 pic.twitter.com/Amvgm0micm
— Akiko Sani Brown (@hakimom) 2015, 8月 29
ちなみに、ツイート主Akiko Sani Brown (@hakimom)さんは、男子200mに出場したサニブラウン・ハキーム選手のお母様。
女子5000m決勝
まず、優勝したアヤナ選手の記録14分26秒83は、世界歴代8位相当(本人が既に歴代3位を持っている)です・・。
ペースメーカーの居ない、勝負の掛かった世界陸上で出す記録としては破格の記録です(もちろん大会新)。
以下、各ラップのすごさ。
後半3000m 8分19秒91(世界歴代5位相当)
後半2000m 5分31秒20(世界歴代12位相当)
ラスト1500m 4分08秒4※(1500m走の日本記録は4分07秒86)
最も速い1000mは3000~4000のLAPで2分43秒62でした(1000m走の日本記録は2分41秒08:杉森美保/2002年)。
エチオピア勢が女子5000m表彰台独占、ディババは2冠ならず―第15回世界陸上 http://t.co/pW8x6sD1oL pic.twitter.com/Ym4GZ35qi6
— AFPBB News スポーツ (@afpbb_spo) 2015, 8月 31