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Road to Fukuoka インタビュー

【Road to Fukuoka】大黒稔文さん<特別編>栄光と挫折の2015年そして幻となった福岡国際マラソン

投稿日:

大黒としふみ氏特別編

はじめての福岡国際マラソンに挑む、編集部3名の活躍を追う【Road to Fukuoka】シリーズも、本当にこれで最後の記事となりました(そうなんです、まだ終わってなかったんです)。

最後の一人は、Citymarathonシンボルアスリート(笑)として、多くの皆様の期待を一身に背負う中、みごと(2015年)3月の板橋シティマラソンで福岡の資格をゲットした大黒稔文さんです!

大黒さんの初・福岡国際マラソン

於:12月末。都内某所。

 

――大黒さん、福岡国際マラソン、お疲れ様でした!

大黒:・・・。

 

――それにしても、さすがの走りでしたね!

大黒:・・・・・・。

 

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――速すぎて全然見えませんでしたよ!

大黒:・・・・・・・・・・。

 

変換 ~ 変換 ~ DSC03755

 

あれっ、なんか変だぞ。今日の大黒さん。いつものような元気がみらr

 

大黒:あのさぁ。

――ん?どうした?

 

大黒:おれ、東京に居たんだ。

――えっ?

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大黒:福岡国際、欠場したよ?

――えーーーーっ!?!?

 

大黒:いや、知ってるだろ!笑

――うん、ごめんね(≧≦)

 

読者の皆様、、無駄な会話(お約束の茶番)をしてすみません(といいながら書いてるわけですが)
大黒さん、色々あって始めての福岡国際マラソンは「欠場」してしまいました。

 

 

初・福岡国際マラソンは、無念の欠場。

――そうでしたか。どうりで、どこを探しても見つからなかったわけですね。

大黒:そりゃぁそうだよ(笑)

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どこを探しても・・

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大黒さんは居ない・・

 

――どうしゃちゃったんですか?またダブルブッキングですか?

大黒:そこは普通「故障ですか?」だろ!泣
・・・で、実際故障だよ!泣
・・・いや、その前に「また」って何だよ(笑)ダブルブッキングしないから!泣

 

――故障だったんですね・・それは残念。

大黒:膝だったんだけど、レース二週間前に「タナ障害」というケガをしてしまってね。

 

――・・・あたま?

大黒:タ・ナ!

 

ちょっとまめちしき:タナ障害とは

膝関節内にある靭帯の炎症。「棚(タナ)」とは、半月版の間を通る細い靭帯のこと。

「たな」とは膝関節の内側(大腿骨と膝蓋骨の間)に存在する滑膜ヒダのことをいいます。正常な日本人の膝に50パーセントの確率で存在します。滑膜ヒダの起源は人間の進化の過程での発生期の遺残といわれています。
たな障害はこの滑膜ヒダが何らかの外的刺激により炎症を起こした状態をいいます。スポーツ時の激しい屈伸運動をきっかけに痛みが出現するケースが多く見られます。
出典:札幌スポーツクリニック

出典:札幌スポーツクリニック

出典:札幌スポーツクリニック

 

――痛そうですね。

大黒:これまでに色んな痛みを経験して、治療とかしながら大事なレースには合わせてきたんだけど、今回はダメだったよ。最初に痛みを感じた時に「これは無理をしたらダメなヤツだ・・と分かるくらい。激痛というよりは「妙な痛み」だった。

 

――せっかくゲットした福岡国際マラソンの資格だったのに。。

大黒:そうだよ・・僕が資格を取るまで、本当にたくさんの人達が応援してくれたり、走るのを引っ張ってくれたりしたのに・・・

 

――(資格記録をマークした)板橋シティマラソンでも、神様がペースを作ってくれていましたね。

大黒:そうなんだ・・本当、申し訳ない。

 

おもいで:板橋Cityマラソン2015

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――懐かしいですね。一年前。

大黒:なんかすごく昔の出来事のような気がする。駒沢の神様が3分40で引っ張ってくれたんだ。

 

――5Kmを18分少々のペースで安定して推移して、後半ちょっとペースダウンしたけど、最後の2.195Kmを8分17秒で走り、グロス36分台で滑り込む走りは流石でしたね。

大黒:そうだな。あの時ばかりは、トラックを頑張ってきて良かったなと思ったよ。

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神様にペースを作ってもらう

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のちに福岡で闘う(はずだった)仲間たちと

 

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見事二連覇を果たした師匠と共に美酒に酔いしれる

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「兄ちゃん」と慕う要さんと

 

――・・あの時の強さはどこにいったんd

大黒:おいやめろw

 

 

もっと未来の話を!

あれから一年。

本記事の作成中に開催された板橋シティマラソンに、大黒さんが参加されました。

かつて2時間40分切りの快走を果たした板橋の地で、自己8番目の好記録となる2時間58分をマークした大黒さん(アレッ)

苦しいはずの終盤でも(なぜか)余裕の表情を見せる大黒さん

苦しいはずの終盤でも(なぜか)余裕の表情を見せる大黒さん

 

――板橋シティマラソンは余裕のサブスリーでしたね。

大黒:完全に練習不足だったおかげで、25kmで脚が終わってしまったけど、要兄ちゃんと清原くんとの3人で(ジョギングしながら)励まし合って、なんとかサブスリーだけは死守したよ(笑

 

――ここで2時間40分を切ったら、シンボルアスリート(笑)の「(笑)」部分を無くそうかと思ってたんだけど。

大黒:ぜったい無くす気ないだろ。

<参考>

 

――(バレたか・・)いやー、でも今年の福岡で自己ベストだして「(笑)」外そうよ!

大黒:そうだな!

 

――・・外れたら外れたで「面白くない」とか言われたりして。

大黒:そんなぁ・・(´・ω・`)

 

 

なにはともあれ、シーズン最後のマラソン、お疲れ様でした!
そして・・・

 

そして

ちょっとはしゃぎすぎましたw

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2次会は安定のカラオケ大会

 

ちょっと今年は、色々あったから、仕方ないかな??

これから始まるトラックシーズン、そして「冬の福岡」での快走に、期待しましょう!!

 

最後に:大黒さんより、コメントを戴きました(原文まま)

1年前の板橋cityマラソンでたくさんの方々に支え頂いたにも関わらず福岡マラソン欠場(>_<)
東京マラソンも準エリートで出場しましたが結果が残せませんでした…。
今季は色んな意味でちぇレンジの年なので夏以降、徐々に頑張りたいと思います(*^_^*)

 

おしまい。

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結果で示せる男になる

 

追伸:資格記録2時間35分に・・泣

残念ながら、現在の記録では出場できなくなってしまいましたが、この狭き門を突破すべく、大黒さんのチャレンジは続きます。

みなさん、応援よろしくお願いいたします!!

 

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